2 旅行者の安全


  国民の観光旅行の促進を図るためには,ホテル・旅館等の宿泊施設および鉄道等の交通機関における観光客の安全を図ることが必要である。
  昭和41年3月群馬県,和歌山県で連続して旅館の火災が発生し,多くの死傷者を出した。このため観光局では関係団体等に対し,防火,消火,避難設備等の設備を整備し,従業員に対するそれらの設備の使用法の徹底,宿泊客の避難誘導訓練の励行,宿泊客への避難方法の周知その他安全確保のための措置をとるよういつそうの注意を喚起するとともに,登録ホテルおよび登録旅館については,登録後年月のたつた施設および登録後に施設変更をした施設に重点をおいていつそうの検査強化を推進することとしている。


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