1 高速貨物列車網の整備


  国鉄では,速達,到着日時の明確化を図るため,貨物輸送体制の整備を積極的に推進しているが,41年度においては,高速貨車(最高時速110キロ)を358両新造し,10月の時刻改正の際,東海道,山陽地区に最高時速100キロの高速特急貨物列車9本を新設するとともに,特急貨物列車の増発を行なつた。また現有二軸貨車の走行性能の向上を図るため,約9,000両の二軸貨車に二段リンクを取付けた。42年度中には二段リンク改造が完了する予定であり,かつ今後製作される貨車はすべて高性能とすることとしている。なお,42年4月から東海道・山陽・東北地区に計6本の地域間急行貨物列車を設定した。


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