2 信号工業の生産動態


  41年度の信号保安機器の生産は 〔I−(I)−29表〕のとおり,総額164億円で対前年度比12.3%の減少を示した。このことは国鉄の信号工事関係の予算削減によるもので,おもに信号設備の近代化に伴う機械信号機器および機器の集中化による信号器具の発注が減少したことによるものである。
  なお,私鉄においては,引き続き輸送力増強のための信号保安装置の拡充を実施したため前年度とほぼ同額の実績であつたが,輸出向けにおいては主要市場である台湾,インドおよびフィリピン等が意外に不況を呈し対前年度比44.2%の減少を示す結果となつた。前述のとおり41年度は国鉄の発注減により,大幅な減少を示したが,信号業界の今後の発展のためには新規需要喚起のための技術開発を行ない,特に輸出の振興をはかる必要がある。


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