2 航空と気象
航空機の運航計画,安全運航,経済運行等に資するため,現在全国の主要空港には航空気象専門の気象台,測候所をおき,その他の空港には空港出張所をおいて,内外の航空機,航空関係者に対し飛行場気象観測通報,飛行場予警報,空域予警報,航空路予警報を通報している。また,東京航空地方気象台では,対機気象放送として,日本周辺の気象資料を無線電話で放送している。
そのほか,東京,千歳,福岡には管制気象課を設け,もよりの航空交通管制部に直接協力し,気象情報の提供を行なつている。近年大型ジエツト機の就航に伴つて,特に精度の高い予報が要望されている。
なお,昭和41年9月22日に出された,「航空機の航行安全確保のための航空気象業務の整備強化の方策について」の気象審議会の答申の趣旨にそつて,既設航空気象官署の整備拡充を行なうとともに,新設空港に空港出張所を新設した。
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