3 結合輸送


(1) コンテナ輸送

  昭和34年に開発された5トンコンテナについては, 〔I−(I)−20表〕で示すとおり,一般コンテナと共に,物資に適合した特殊コンテナを合せて増備をはかり,42年度末に約1万6,000個保有する一方,取扱基地も137個所に増強された。

(2) パレット輸送

  荷役の近代化および流通経費節減のため一貫パレチゼーシヨンが急激に拡大化しつつある。
  国鉄においても紙パルプ,合成ゴム,耐火レンガ等を対象としていたが,さらにカプロラクタム(ナイロンの原料),電気製品を対象に加え,輸送量も年々増加の一途をたどつている。
  また,パレット専用貨車保有数については,昭和39年当時約2,100両であつたものが,42年度末には,6,200両となり,43年度には,さらに7,20G両新造しパレット輸送の一層の強化を図る予定である。

(3) 新輸送方式の技術的検討

  自動車,船舶等と一貫輸送を行なうため,カンガルー方式,フレキシバン方式,海上コンテナ輸送貨車等の開発を行なつている。特に国鉄では海上コンテナ時代に対処するため,海七コンテナ専用貨車を試作し試行を行なつている。


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