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3 油送船
42年の月平均就航船腹量は,邦船が805万重量トンで,41年に比べて28.9%の大幅な増加を示し,その89.3%は中東航路に配船されている。また,外国用船は110万重量トンで,41年に比べて15.4%増加している。
42年の輸送量は,邦船によるもの7,380万トン(輸出26万トン,輸入7,160万トン,三国間194万トン)で,就航船腹の増加に伴い,41年に比べて30.1%の増加を示し,外国用船による輸送量は1,125万トンで,41年に比べて4.8%減少し,また,邦船輸入積取比率の向上がみられた。
42年の運賃収入は,邦船によるもの925億円,外国用船によるもの150億円で,前年に比べてそれぞれ26.6%増,9.7%減であつた。
邦船の運賃収入の伸びが輸送量の伸びに比べて低位にとどまつたのは,輸入の平均運賃が低レートの大型船の就航により下がつたためである。
輸送コストの低減を自的として,油送船の船型の大型化が進められているが,輸入する原油のほほ90%が通過するマラッカ・シンガポール海峡を航行するためには,すでに建造されている20万重量トン型程度の油送船が限度とされており,これらの船舶の安全航行の確保と,より大型の船舶の航行を可能にするこの海峡の航路整備は,わが国の経済活動に緊急重大な関連を有する問題となつている。
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