2 海外技術協力


  わが国は航空の分野でもコロンボ計画,その他の計画により東南アジア各国から毎年若干の研修生を受け入れている。従来技術研修がおもなものであり昭和42年にはパキスタンからの航空通信士の技術研修が行なわれたが,さらに航空行政研修の要望が強く,中華民国および大韓民国航空局職員の監督業務等航空全般にわたる事務研修が行なわれた。なお,東南アジア諸国の間においては技術要員の養成のほかに,航空保安施設等の設置運営に関しても積極的指導,援助を望む声が強く,今後これらの面の海外技術協力が漸増するものと思われる。また,43年初旬にはYS-11によるフライトチェックの実情視察のためフイリピン飛行審査官が来日した。


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