2 レジャー活動の内容
42年3月から43年2月までの休日におけるレジャー利用のしかたについて,経済企画庁の消費者動向予測調査によつてみると, 〔IV−17表〕のとおりで,全世帯平均では,飲酒が47.6%で最も多く,ついで1泊以上の旅行が28・3%,日帰り旅行が25.4%,するスポーツ・趣味が21.1%の順となつている。2位以下の順位は,職業別区分により若干の変動があり,とくに農家では1泊以上および日帰りの旅行の多いことが注目される。
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36年の同調査と比べて,休日におけるレジャー利用のしかたは,「ラジオ,テレビ,新聞」「読書」「映画」が減少し,「するスポーツ」「旅行」などみずから身体を動かす能動的なものが著しく増大している。
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さらに同調査により,レジャー活動の内容別の消費実績をみると, 〔IV−19表〕のとおりで,全世帯平均では,1泊以上の旅行が最も多く21,400円,ついで飲酒10,900円,日帰り旅行5,700円,するスポーツ・趣味5,100円の順となつている。前述したレジャー活動の参加状況と比較して,消費の場合には旅行のウエートが一層大きくなつていることがわかる。旅行はレジャー活動のうちで経済的に最も高級なものの一つといえる。
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