2 荷役の機械化とユニット化


  労働の節約および輸送の迅速化を図るため,フォークリフト,コンベア,クレーン等の荷役機械を大幅に整備し,荷役作業の機械化を推進すると同時に,荷造り,包装の規格化,標準化を図らなければならない。また,荷役の機械化を容易ならしめる輸送技術革新としてコンテナ,パレット等を利用したユニットロードシステムが将来一般化されることになろう。コンテナの効用は,一旦コンテナに詰めれば,そのままの形で戸口から戸口へ一貫輸送ができ,荷役時間の短縮,労働の節減,包装費の節減,破損の減少等の点にある。また,パレットも同様の効用が考えられるが,その使用形態は現在ほとんど工場構内に限られており,工場倉庫の保管用としての利用率が高いが,今後は消費者の近辺までパレットによる輸送を行なうことが課題となろう。


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