(2) 物的流通の改善と営業倉庫


  物的流通コストの節減と輸送の円濃化を図つた,いわゆる物的流通改善の方向は,包装の規格化とユニット・ロードシステムの推進による,一貫流通体制の確立及び物資の形状と特性に適合した,大量定型貨物の専用輸送,即ち,物資別適合輸送体系の確立といつた輸送体系の変革が着々と進行しているが,このような輸送との結節点に位置する営業倉庫にとつても,質的な変革が要請されている。港頭,駅頭におけるばら穀物用サイロ及び冷蔵倉庫の建設,高速道路のインター・チェンジ付近への営業倉庫の進出,流通団地における集団化された大型倉庫の建設等を一層推進することが必要である。 〔II−(III)−21−2表〕は40年4月〜43年9月における倉庫の立地別整備状況であるが,倉庫立地の内陸への移動が認められる。


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