3 重大事故


  44年度における死傷者数10人以上あるいは脱線両数20両以上等を生じた重大事故は22件で前年度に比べ8件(36%)増加した。
  主な重大事故として国鉄では,貨車22両が脱線した44年6月の東海道本線函南・三島間における列車脱線事故,18人の負傷者を出した44年10月の総武本線船橋・津田沼間における列車脱線事故,35人の死傷者を出した44年12月の徳島本線牛島・下浦間における列車脱線事故,35人の死傷者を出した45年3月の山陰本線川棚温泉・小串間における列車脱線事故等があり,民営鉄道では,19人の負傷者を出した44年7月の京成電鉄京成船橋・大神宮下間における列車衝突事故,126人の負傷者を出した44年9月の岳南鉄道吉原・左富士間の列車衝突事故,149名の死傷者を出した44年12月の東武鉄道館林・多々良間の踏切障害による列車脱線事故等があつた。


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