2 踏切事故


  踏切事故の発生件数及び死傷者数の推移 〔I−(I)−29表〕に示すとおりで,35,6年度頃をピークとして,それ以後は踏切の立体交差化,構造改良,保安設備の整備を行なつた結果減少を続けていたが,国鉄の場合は,43年度から再び増加している。
  44年度における踏切事故の発生件数は3,703件で,前年度に比べ24件増加し,死傷者数は2,922人で前年度に比べ179人増加した。
  この踏切事故を原因別にみると直前横断,警報無視および遮断機突破等が74%,自動車の運転の誤りおよびエンスト等が26%を占め,鉄道側の責任によるものは1%である。


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