(1) 日本航空における座席予約システム


  日本航空では45年11月にこれまでJALCOM-Iに一部残つていた国際線の座席予約業務をJALCOM-IIに吸収し,座席予約についてはJALCOM-Iは国内線用,JALCOM-IIは国際線用とその業務を完全に分離した。同時に,JALCOM-IIにおいては座席管理のみならず,旅客の希望する便に空席のない場合の代替便の提示,乗継便,ホテルの手配,その他乗客の細かな注文等の受付け,予約の参照・変更などのサービスを行なつている。これは,45年4月に稼働を開始した空港のチエツクイン業務の機械化(チエツクイン・システム)とともに,急激に需要の増大しつつある航空輸送において大量輸送時代にそなえた画期的なシステムといえよう。


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