2 海洋技術および機器開発等の現状


  海中用機器開発では海上保安庁の潜水調査船「しんかい」が実用調査の段階に入り,また,(財)日本舶用機器開発協会と関係企業により300メートルの潜水能力を有する小型水中作業船の開発が行なわれた。海上用機器開発では多種の半潜水式石油掘削船が海外発注者から与えられた図面により建造され,また,パイプ敷設船等の特殊バージが建造された。一方,技術の研究および開発では,船舶技術研究所により海洋開発用機器の運動性能の研究等が行なわれ,また運輸省科学技術試験研究補助金をうけて深海潜水船耐圧殻材料の基本性能ならびに溶接工作法,海洋作業船の新型式係止装置,海洋開発用多目的巻上機,音響測深情報の数値化の各研究が行なわれた。


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