1 航空機騒音問題
最近における民間航空のめざましい発展に伴うジエツト機の運航回数の増加は,輸送力増大の反面,航空機騒音による公害問題を引き起こし,とくに東京および大坂等の主要空港においては,これが深刻な社会問題となり,44年12月15日に大阪国際空港北側に位置する川西市高芝地区および摂代地区の住民28名から,また46年6月3日こほぼ同地区の住民126名から,国を相手どつて騒音訴訟が提起され,現在,大坂地方裁判所において審理中である。