東海道新幹線の騒音防止については,車両の改善やとくに騒音の著しい箇所における防音壁の設置など種々の対策を施してきたが,山陽新幹線ではこれらの努力を受けついで騒音防止に努めた結果,騒音レベルは低下している。しかし,公害に関する住民の意識が高まつており,今後一層騒音防止に関する研究開発などの対策を積極的に推進していく必要がある。