2 各国商船隊の動向


  46年年央における世界商船船腹量(100総トン以上の鋼船)は 〔II−(I)−1表〕のとおり,5万5,041隻,2億4,720万総トンで,前年に比べて2,597隻,1,971万総トン増加し,総トン数で8.7%の伸びを示した。国別にみると,ギリシヤ19.3%,リベリア15.8%,日本13.0%,ノルウエー12.3%,ソ連9.2%など,あいかわらず主要海運国の伸びが大きい。わが国の船腹量は8,851隻,3,051万総トンで,世界の12.3%を占め,依然としてリベリアに次いで世界第2位にあるが,第1位のリベリアの船舶の大部分は,アメリカ,ギリシヤなどの外国船主の便宜置籍船からなつており,案質的にはわが国が世界一である。

  このうち46年年央のコンテナ船(セミコンテナ船を含む)は231隻,278万総トンで,前年同期に比べ64隻,87万総トン(前年比45.7%増)と著しく増加した。


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