3 定期船
46年の定期船の活動状況をみると, 〔II−(I)−2表〕のとおり外国用船を含めた邦船輸送量は2,144万トンで,前年に比べて,7.6%減少した。
これは,定期航路のコンテナ化の進展に伴い定期船は電気製品,機械製品,雑貨等の高速輸送サービスに重点がおかれ,鉄鋼,自動車などのかさ物,大量貨物は専用船化した不定期船に移行していることによる。
一方,外国用船を含めた邦船の運賃収入は 〔II−(I)−2表〕のとおり,2,937億円で輸送量の減少にもかかわらず6.7%増加した。これは,各定期航路の運賃同盟が平均10%の運賃値上げを実施したことおよび高額運賃貨物の積取比率が向上したことによる。
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