これによると,商船船員の定期月額給与は,海上労働という特殊性のため,陸上労働者に比べ高くなつている。 これを規模別にみると,3,000トン以上の船員(主に外航)と雇用規模500人以上の陸上労働者(大手会社)との給与の格差が38.3%であるのに対し,3,000トン未満の船員(近海,内航)と雇用規模30〜99人(中小会社)との給与の格差は23.7%となつており,内航船員の給与は,外航船員のそれに比較して相当低い。