3 大水深の港湾施設等の建設
最近の港湾建設においては,水深の大きい場所での工事が多くなり,ドラグサクシヨン船等による大量で効率的な凌深技術の開発,土砂運搬用パイプの長距離ふ設等についての研究が必要となつている。水深の大きい場所での港湾施設,とくにシーバース,海底パイプライン等の建設技術は海洋スペース利用技術として海洋開発への応用性も高く,重点的な研究が必要である。
また航路の増深や拡幅のための硬上盤の浚渫技術の開発の促進,瀬戸内海等の潮流が激しく,海底勾配の急な海域における作業船を定位置に保つ技術の開発が必要とされている。
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