港湾における海洋汚染については,その抜本的な対策を一日も早く樹立してその浄化を図ることが必要であり,このため海水交換技術の開発等を積極的に行なつているが,最近では東京湾,大阪湾,瀬戸内海等単に港湾という狭い水域にとどまらず内海,内湾全域におよぶ海洋汚染が問題とされており,これら広域的な海洋汚染に対応してその浄化対策を進めるための技術を開発するため模型実験,シミユレーシヨンによる解析等を進めている。