3 ターミナル


  飛躍的に増大する貨物輸送需要に対処して効率的な貨物輸送システムを形成していくためには,全国的な貨物輸送システムの中核的な施設として総合的な配置計画のもとにターミナルの整備を進める必要がある。
  また,今後のターミナルは,単に積換えなどを主体とした輸送ターミナル施設であるだけでなく,物流システム化の拠点施設として新しい省力化の技術を導入し,保管,流通加工,情報といつた種々の機能を一体的に組み込んだものとすることを配慮する必要がある。

(1) 鉄道駅

  国鉄では,貨物輸送近代化のため 〔4−10表〕にみるように網羅的輸送体制から拠点駅を中心とする集約的,直行輸送方式に転換しつつあり,鉄道のもつ大量輸送のメリツトを打ち出している。

(2) トラツクターミナル

  トラツク輸送の合理化,効率化を図り,あわせて道路交通の円滑化に資するため,全国に1,843(48年3月)のトラツクターミナルが設置され,その整備状況は 〔4−11表〕のとおりである。

  また,都心部に集中しているトラツクターミナル,倉庫,問屋,市場等の流通業務施設を都市の外周部に集約的に整備することにより,大都市における流通機能の向上,道路混雑の解消,都市機能の維持増進を図るため,トラツクターミナルを中核とする流通業務団地整備計画が進められている。

(3) 専用埠頭

  外航海運のコンテナ化に対し,コンテナバースの建設が一般公共事業によるほか外貿埠頭公団,コンテナ埠頭(株)によつて進められており,47年度末現在の供用バース数は,公団バース16バース,会社バース3バースに達した。
  また,カーフエリー輸送の増加に伴い,フエリー専用埠頭の整備が必要となり,46年度から公社形式によつて専用埠頭の建設が進められており,47年度末現在,東京,名古屋,大阪,堺泉北,神戸,苅田及び青森の7港においてフエリー埠頭公社が設立されている。


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