4 ローカル鉄道
国鉄ローカル線の輸送実績を,43年9月の国鉄諮問委員会から自動車輸送に切替えるように勧告を受けたいわゆる83線区(2,600km,全営業キロに対し12.3%)についてみると 〔I−(I)−7表〕のとおり,依然減少傾向にあり,46年度の総輸送人員のわずか1.6%となつている。これらのローカル線は,通勤通学輸送を主体とし,朝夕は多少混雑しても,昼間帯は利用客が極度に少ない不経済な輸送機関となつている。
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また,地方中小私鉄では,沿線人口の減少,道路整備,所得水準の向上に伴う輸送構造の変化等により,相次いで閑散路線が廃止され,輸送人員,人キロとも減少傾向にある。
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