(2) 主要幹線の電化等


  電化工事については, 〔I−(I)−11表〕のとおり羽越本線秋田・新津間,外房線蘇我・安房鴨川間計386.6kmが完成した。この結果,47年度末の国鉄電化キロは,合計6,630.7km(前年度末6,239.3km)となり,電化率は31.7%(同30.0%)となつた。

  また,中央本線塩尻・中津川間,篠ノ井線松本・篠ノ井間,日豊本線幸崎・南宮崎間,総武本線佐倉・銚子間,成田線我孫子・松岸間,奥羽本線羽前千歳・秋田間等の主要幹線の電化工事を進めるとともに,非電化区間のデイーゼル化を推進した。
  なお,これに関連して機関区等の運転関係区の設備,車両工場の検修設備等の増強を図つた。
  一方,運転取り扱い業務の合理化のためATC化,CTC化,自動信号化,継電連動化の工事を進め,47年度末の状況はそれぞれ 〔I−(I)−12表〕に示すとおりとなつた。このうちATC化は,在来線では常磐線綾瀬・我孫子間(緩行線)についで2番目の実績である。


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