2. 財務内容
47年度末における外航海運助成対象会社44社の財務内容を見ると,総資産は,1兆7,240億円と前年度末に比較して2,205億円,14.7%増加したが,その大部分は,船舶,コンテナ関連施設等の固定資産の増加によるものである。
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船舶等固定資産が他人資本によつてまかなわれていることは固定比率が他産業に比して約3倍にも及んでいることからもうかがえるが,海運業の場合他人資本は固定負債を中心としているため,固定長期適合率はやや悪化したものの100%以下に保持されており,海運企業の財務基調は一応安定性を保つている。
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