1 教育養成の現況船員の教育機関は,国,地方公共団体が設置するものを中心とし,民間団体においても設置され,教育養成が行われている。 一般商船と漁船では職務内容が大きく異なるため,教育内容もそれぞれの独自性に応じたものとなつている。 一船商船関係の教育機関としては,商船大学(2校),商船高等専門学校(5校),海技大学校(再教育機関),海員学校(12校,1分校)及び航海訓練所(練習船実習機関)があり漁船関係の教育機関としては,水産大学(1校),大学水産系学部(4校),水産大学校(1校),及び水産高等学校(53校)がある。 このうち,海技大学校,海員学校及び航海訓練所は運輸省の附属機関であり,その概要は 〔II−(II)−20表〕のとおりである。
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なお,民間における教育養成の機関としては,日本船舶職員養成協会等があり,主に内航船関係及び漁船関係の乗組員の養成を行つている。
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