4　積取比率と海運国際収支

　　48年の邦船の積取比率は, 〔II−(I)−７図〕に示すとおり,輸出で26.6%,輸入で43.7%で,前年に比べ,輸出は2.1ポイント低下,輸入は1.8ポイント増加した。外国用船を含めた積取比率は,輸出で42.7%,輸入で65.9%であり,輸出は2.1ポイント低下,輸入は3.3ポイント増加した。

　　48年の海運国際収支は, 〔II−(I)−８表〕に示すとおり,受取30億4,460万ドル,支払44億3,740万ドルで,差引き,13億9,280万ドルの赤字と,前年を大きく上まわる赤字を記録した。これは外国用船料支払いと輸入貨物の運賃支払が大幅に増加したことによる。