1 在来定期船


  昭和48年4月現在の我が国の在来定期船の船腹量は388隻,364万2,000総トン(前年430隻,358万8,000総トン)となっており,48年にはこれらの在来定期船は我が国を中心とする31航路と,三国間定期航路9航路に配船され,延べ2,568航海(前年3,045航海)を行った。
  この結果,同年中の在来定期船による輸送量は輸出662万トン(前年比9.3%減),輸入651万トン(0.4%増),三国間137万トン(14.3%増),合計1,449万トン(3.2%減)となり,運賃収入は輸出977億円(9.3%減),輸入465億円(5.6%減),三国間215億円(4.4%増),合計1,656億円(6.7%減)となった。
  在来定期部門はこれまで航路ごとにつくられた定期船同盟に支えられて最も安定的な部門であったが,ここ数年コンテナ化の進展が著しく,運賃負担力の高い貨物がコンテナ船に移行したため運賃収入が伸び悩み,他方港湾経費や人件費を中心とするコスト上昇が激しいため,いわゆる不採算部門となり,海運企業経営にとって圧迫要因となっている。しかし,我が国を中心とする定期航路同盟における邦船の役割は今後とも重要であり,いわゆる航権の維持,発展のために特段の努力が必要と思われる。


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