第1節 発生状況


  昭和48年に我が国の周辺海域で発生した海難のため救助を必要とした船舶(要救助船舶)は2,615隻,総トン数は約152万総トンで,これらの海難に伴う船体,積荷等の損害額は約200億円であった。
  また,これらの船舶の海難により 〔II−(V)−1図〕のとおり361人が死亡・行方不明となったが,これは最近6年間の最低であった。このほか,船舶からの海中転落,船内での負傷・病気等により612人が死亡・行方不明となったので,船舶の運航に関連して発生した死亡・行方不明者は,合わせて973人となり,これも最近6年間の最低となっている。


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