第2節 交通公害対策


  交通公害の防止対策として,排出ガス,騒音,廃油等についての個別の発生源に対する規制,交通量そのものを抑えることによって公害を減少させるための規制,排出された汚染物質の除去,公害発生源と人間の生活環境の隔離,公害に関するデータの収集公害防止のための研究開発,公害発生を最小にする低公害交通機関の開発,環境影響評価の実施と手法開発などが進められている。最近3カ年の運輸省の公害防止対策予算は 〔3−2−3表〕のとおりであり,50年度の予算額は前年度比42%増となっている。なお,運輸事業の民間事業者による49年度の公害防止関係設備投資の実績は136億3,900万円で前年度に比べ71.8%の大幅な伸びを示した。


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