1 騒音対策の実施状況


  上記告示に先立ち,47年12月に環境庁長官から運輸大臣あて音源対策を講じて80ホン以下にすること,この音源対策を講じて85ホンをこえる住居等については障害防止対策を講ずることを内容とした「環境保全上緊急を要する新幹線鉄道騒音対策について」の勧告があり,この勧告に沿って,国鉄は対策を実施しているところであるが,この対策のうち,防音壁の設置等の音源対策の実施状況は 〔I−(I)−22表〕のとおりである。しかしながら,現在の技術水準では,音源対策に限界があるので,49年6月に「新幹線鉄道騒音に係る障害防止処理要綱」を定めこれに基づき,家屋防音工事等の障害防止に着手し,50年5月末において,住民との協議がほぼ整ったものを含め,112戸について実施した。


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