4 一般貨物自動車運送事業の経営状況


  昭和49年度の一般貨物自動車運送事業の経営状況は,48年度後半のオイル・ショックを契機とする,荷動きの減退等の一般経済動向を反映して, 〔I−(II)−9表〕のとおり,極めて困難な状況に立ち至っている。
  収益状況についてみると,総資本収益率,常業収益利益率ともに,路線トラック,区域トラックの各事業について著しく低下している。なお,総資本回転率が若干の増加を示しているのは,路線トラック事業については49年5月,7月,区域トラック事業については同9月における運賃改訂が影響しているものと思われる。
  主要コストについてみると,路線トラック,区域トラックの各事業とも,対営業収益における人件費比率,燃料費比率が顕著な上昇傾向を示している。


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