2 空港整備の状況
49年度空港整備関係予算は,317億円であり,48年度の363億円に比べると,公共投資抑制等により約13%の減となった。
49年度の空港整備事業の主な内容は次のとおりである。
(1) 第一種空港
東京国際空港については,誘導路の改良工事を実施した。大阪国際空港については,エプロン新設工事を実施した。
(2) 第二種空港
函館及び長崎の2空港について,前年度に引き続き滑走路を2,000〜2,500メートル級(ジェット空港)にするための延長工事又は新設工事を実施し,長崎空港は50年5月1日供用を開始した。そのほか,那覇等4空港についてエプロンの新設及び改良工事を実施した。
(3) 第三種空港
宇部,三宅島,隠岐,対馬,福江,屋久島,徳之島及び伊江島の8空港について,滑走路を1,200〜2,000メートル級にするための新設工事又は延長工事を実施したほか,新秋田空港について滑走路を2,500メートル級(ジェット空港)にするための新設工事に着手した。また礼文及び波照間空港について,STOL機用空港としての整備を実施した。
(4) その他飛行場
徳島及び下地島の2飛行場について,滑走路を2,000〜3,000メートル級にするための延長工事又は新設工事を実施した。
(5) 空港整備事業調査
49年度においては,関西国際空港計画作成のための調査(環境条件調査,軟弱地盤調査,基本計画調査等)及び東京国際空港の整備計画作成のための調査,騒音対策のための調査等を行った。
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