5 飛行検査体制の充実
航空交通の著しい発展に対処して,航空保安無線施設,航空通信施設及び航空灯火等の整備拡充が行われてきたが,航空機の安全性は,これらの施設が正確に機能を保持しているか否かに負うところが大きい。しかしながら,空間での電波の状態が必ずしも地上測定での状態とは一致しないので,航空機による飛行検査によって状況の確認及び調査を行う必要がある。このため,49年度においては,検査対象施設415局について,YS-11型機5機,MU-2型機1機の計6機をもって飛行検査を実施した。また,47年度を初年度とする3か年計画で購入したガルフストリームII型機(ジェット機)1機の改装を49年度に完了し,50年4月から運航開始した。
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