1 海洋開発の動向


  昭和50年7月から51年1月まで開催された沖縄国際海洋博覧会は海洋開発に対する国民の理解を深めるのに大いに役立ったが,中でも運輸省が各省と協力して建造指導に当ってきた政府出展展示物であるアクアポリスは,同博覧会のシンボルとして中心的な役割を果した。
  一方,資源問題がナショナリズム的性格を強めている国際情勢下において,石油を中心とした海底資源の確保が重要な問題となってきており,特に,国内に資源の乏しいわが国にとって,資源の安定的確保のための海洋開発技術の促進が望まれている。
  このような情勢をふまえて,運輸省では,47年5月の「海洋技術開発及び海洋調査の目標とその実施方策について」の運輸技術審議会答申,48年10月の「わが国海洋開発推進の基本的構想及び基本的方策について」の海洋開発審議会答申及び49年11月の「エネルギー資源をめぐる環境の変化に対応するための船舶技術開発の具体的方策について」の運輸技術審議会答申をふまえて,新たな需要の喚起を目標に,海洋開発の基礎となる海洋調査機器及び資源探査技術等を中核とした海洋技術の先行的な開発を強力に推進している。


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