2 事故の原因
50年中の航空事故の原因としては,操縦者の操作の誤り,判断の不適切等人的要因によるものが多く,全事故の約63%(51年10月1日現在調査中のものを除く。)を占めている。
事故原因のうち,飛行機にあっては,着陸時のブレーキ操作ミスによる事故が2件,回転翼にあっては,農薬散布等の作業中に送電線又は電柱に接触し墜落した事故が5件,滑空機にあっては,えい航中にえい航索の切断又はえい航索の離脱に起因する事故が3件発生したが,このことは,同種の原因による多発事故として今後の事故再発防止を図る上で注目されるところである。
|