(1) レジャー関係支出


  昭和48年に至るまで実質国民所得は,順調に増加してきたが,49年には48年秋の石油危機に引き続いて起こった不況とインフレのために対前年比1.2%の減少となった。レジャー関係支出について見ると 〔IV−1表〕にあるように44年から48年までの5年間に,支出総額は66%,支出率は0.9ポイントの増加を示している。しかし,49年は,前年に比べて支出総額自体は21%増加しているものの支出率は0.2ポイント減少した。また1泊以上の観光レクリエーション消費額が個人消費支出中に占める割合は 〔IV−2表〕に見られるように,前年より0.27ポイント減少した。50年も前年に引き続いてわずかながら減少した。


表紙へ戻る 次へ進む