2 旅客航路事業の概況


  旅客航路事業は,52年4月1日現在 〔II−(I)−20表〕に示すとおり,891事業者によって1,452航路が経営されており,これに就航する船舶は2,689隻,92万総トンとなっている。ここ数年事業者数,航路数,隻数は一貫して減少の傾向にある。これは観光需要の減少,道路の整備,架橋の進展等の諸要因によるものである。

  このうち,旅客フェリーは,51年4月1日現在と比較して2航路減少して152事業者,225航路となっている。旅客航路に占める旅客フェリーのウエートは年々高まってきており,隻数では170%であるが,総トン数では79.9%を占めるに至っている。
  51年度における旅客航路事業の収支状況をみると 〔II−(I)−21表〕のとおり,需要の減少と,燃料費,人件費をはじめとした諸経費の上昇により極めて著しい状態におかれ,事業者は経費の節減,不採算航路の体廃止等経営合理化に努めるとともに一部の航路においては,運賃の改定を行った(295事業者,平均改定率約40%)が全体としては経営収支を改善するには至らなかった。


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