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1 航空事故の発生状況
昭和51年中の我が国における民間航空機の事故発生件数は56件であったが,死者10人以上又は重傷者20人以上を伴ういわゆる重大事故は発生しなかった。
航空事故を業種別に前年と比較してみると,旅客運送事業用航空機に関する事故は,5件から10件(うち4件は,乗客の病死)に,自家用又は使用事業用航空機に関する事故は38件から46件にそれぞれ増加した。
また,運航形態別にみると,航行中-飛行機18件,回転翼8件,滑空機1件,着陸時-飛行機12件,回転翼2件,滑空機6件,離陸時-飛行機2件,回転翼2件,地上滑走中-飛行機1件,地上-飛行機2件,回転翼2件となっており,飛行機及び回転翼にあっては航行中の事故が最も多く,特に飛行機の事故は18件で,前年の8件に対し10件の増加となっている。滑空機にあっては着陸時の事故が目立っている。
なお,52年1月13日アンカレジ国際空港で日本航空(株)所属DC-8-62F型JA8054機が墜落,大破炎上した(乗組員3名及び同乗者2名死亡)。また,9月27日クアラルンプール国際空港付近で日本航空(株)所属DC-8-62型JA8051機が墜落,大破した(旅客26名及び乗組員8名死亡,旅客43名及び乗組員2名重軽傷)。
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