4 アクセス対策
新空港を利用する航空旅客,送迎客等のいわゆる空港アクセス旅客の輸送手段としては,鉄道輸送については,京成電鉄(上野駅〜空港駅)及び国鉄総武線・成田線(東京駅〜成田駅),道路輸送については,首都高速7号線,京葉道路,東関東自動車道及び新東京国際空港線を経由する高速直通バス,自家用車等を予定しており,これらの輸送手段に関する所要の整備は現在までに,ほぼ完了している。
なお,道路輸送については,京葉道路等の既存の道路が特に上り方面で時間帯によっては混雑している点にかんがみ,京葉道路のバイパス的機能を果たす東京湾岸道路(東京〜千葉間)を整備中であり,53年1月末までに4車線(一部6車線)で完成予定であるほか,空港アクセス旅客をできる限り鉄道等の大量公共輸送機関へ誘導することとし,情報提供,航空旅客の手荷物対策等所要の措置を講ずることとしている。
また,国鉄成田駅と新空港との間の連絡バス輸送の円滑を図るため,国鉄成田駅の橋上駅化によるバス発着場の拡張,同駅前と国道51号線を結ぶ連絡街路の新設及び国道51号線の4車線拡幅整備を実施することとし,その事業の促進が図られている。
さらに,将来のアクセス需要の増加に対処するため,鉄道や高速道路の建設を進めることとしている。
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