5 観光レクリエーション施設
所得水準の上昇,自由時間の増加,余暇意識の変化等により,観光レクリエーション施設に対する需要が増大しているが,これに対応するため,運輸省は,国民が自然の中で手軽に観光レクリエーション活動を満喫できる施設の整備を,環境の保全に留意しつつ,積極的に進めている。すなわち, 〔1−4−9図〕のとおり46年度から地方公共団体に対し補助金を交付して,青少年旅行村の整備を進め,50年度末までに全国80か所の整備が完了し,さらに48年度から大規模観光レクリエーション地区の整備,53年度から新たに中規模観光レクリエーション地区の整備が進められている。
![]()
52年度末までに,群馬県武尊山地区,岡山県奥津地区,和歌山県煙樹(えんじゅ)海岸地区,徳島県阿南梅津地区について整備が進められてきており,一部供用が開始されている。53年度においては,これら4地区の整備を引き続き促進するとともに,新たに,富山県立山山麓地区及び大分県安心院地区の整備が着手されることとなっている。
|