4 特定不況地域離職者臨時措置法の制定
最近の日本経済の不況が長期化し,かつ,深刻化し,特定の不況業種が地域の経済的活動に大きな影響を与え,そのため当該地域の雇用情勢は悪化し,離職者の発生と不安定就労を招いている。このような実情に対処するため,不況が深刻化している地域を特定不況地域として指定し,そこに居住する離職者等の再就職の促進と雇用の安定を図るための離職者援護措置を講ずること等を内容とする「特定不況地域離職者臨時措置法」が第85回臨時国会で成立したところである。
今後は,同海に基づき,船員等を含め特定不況地域離職者に対して,失業保険金の個別延長給付制度の特例措置(40歳以上の者について,失業保険金の所定給付日数を90日間延長)の実施,再就職の促進のための特別な措置の実施等を講じていくこととしている。
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