1 航空事故の発生状況


  昭和52年に我が国において発生した民間航空機の事故件数は39件で,前年に比較して17件の減少となった。なお,死者10人以上又は重傷者20人以上を伴ういわゆる重大事故は発生しなかった。
  事故を業種別に前年と比較してみると,旅客運送用航空機に関する事故は10件から5件に,自家用又は使用事業用航空機に関する事故は46件から34件にそれぞれ減少した。
  また,運航形態別にみると,航行中-飛行機5件,回転翼12件(うち,薬剤散布中5件),滑空機2件,着陸時-飛行機11件,回転翼5件,滑空機3件,離陸時-飛行機1件となっており,飛行機にあっては,着陸時の事故が最も多く,回転翼にあっては,航行中の事故,なかでも薬剤散布中の事故が目立っている。
  なお,52年に国外において発生した我が国の登録航空機による事故は,1月13日日本航空(株)所属DC-8-62F型機のアンカレッジでの墜落事故(5人死亡),9月27日日本航空(株)所属DC-8-62型機のクアラルンプールでの墜落事故(34人死亡,45人負傷)の2件であった。


表紙へ戻る 次へ進む