2 民営鉄道
大手民鉄,交通営団,公営地下鉄等の53年度における輸送力増強等の投資実績は4,444億円で,前年度に比べ7.1%増となっている。
大手民鉄の投資実績は,1,456億円で前年度比7.1%増となっている。この投資により,都心乗り入れ新線建設,復々線化,複線化工事等の輸送力増強工事,踏切道の立体化,踏切遮断機・警報機の新設改良等の運転保安工事が継続され,また,車両の冷房化(53年度末における冷房化率48.4%)等輸送サービスの向上が図られた。
地下鉄関係の投資実績については,交通営団が475億円で前年度比22.1%減となっており,札幌,東京,横浜,名古屋,京都,大阪,神戸及び福岡の公営地下鉄が2,509億円で前年度比15.6%増となっている。
公営地下鉄及び交通営団は 〔I−(I)−13表〕のとおり引き続き都市交通の混雑緩和を図るため新線建設工事を推進している。
また,大都市及びその周辺における民鉄の鉄道施設の建設又は大規模改良工事については,日本鉄道建設公団が施行しており, 〔I−(I)−14表〕のとおりである。
なお,53年8月から54年8月までに開業した区間は 〔I−(I)−15表〕のとおりである。
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