2 「道路運送法」による自動車道
(1) 現況
53年度末現在,供用中の一般自動車道は59路線・総延長529.8q(内舗装49.0q,砂利39.3q)である。また,自動車運送事業者専用の道路である専用自動車道は,53年度末現在総延長91.6qである。
(2) 自動車道事業
53年度における自動車道事業者は51事業者であり,うち一般自動車道を供用中のものは46事業者,供用準備中は7事業者である。
自動車道事業者の規模は,1事業者当りの平均供用の路線延長についてみると11.5qであり,また15q未満の事業者が約76%を占めている。
自動車道事業の経営内容をみると,キロ当り収入(総収入/供用路線延長)は1,402万円,経営収支率(経営収益/経常費用×100)は88.7%で低い水準にある。
一般自動車道は道路建設に多額の先行投資を必要とし,資金のほとんどを借入金に頼っているため,支払利息の負担は全支出の29.5%を占めており,経営圧迫の大きな要因となっている。
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