48年末の石油危機に伴う資材不足及びその後のレジャー需要の減退により低迷を続けてきた我が国ボート工業の生産は,51年以来着実な回復をみせている。 53年におけるモーターボート,セールボートの生産隻数は,前年比12.3%増の16,811隻となり,また,出荷金額では,前年比14.1%増の88億円であった 〔II−(IV)−8図〕。 建造材料別では,FRP製ボートが隻数ベースで約88.4%を占めている。