3 海士災害防止センター
海上災害防止センターは,海上災害防止のための民間側の中核機関として51年10月設立されたもので,オイルフェンス,油処理剤等の油防除資機材の備蓄を行うとともに,事故時には同センターと契約した防災事業者を活用して防除活動を行っている。特に,大量排出油の防除には油回収船等が有効であるところがら,海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律に基づき54年5月21日から東京湾,伊勢湾及び瀬戸内海の各海域を航行する5,000総トン以上のタンカーにその総トン数に応じた油回収能力を有する油回収船等の配備が義務付けられ,同センターはこれに応じて10隻の油回収船等の建造・配備を行った。
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