4 航空燈火


  航空燈火は,着陸最終段階において滑走路の位置,進入角度等の情報を航空機に与える重要な視覚援助施設であり,53年度においては,次のとおり航空燈火の整備を行った。
  東京国際空港については,騒音軽減対策の環としてC滑走路北側に進入路指示燈を52年度より53年度にかけて設置するとともに,進入燈,誘導路燈及びエプロン燈を改良した。函館及び千歳空港については,大型機の就航に対応して,3-BAR進入角指示燈を設置した。長崎,熊本及び鹿児島の各空港については,滑走路の延長に伴い滑走路燈,誘導路燈等の増設を行っているほか,名古屋,福岡等11空港の滑走路燈,誘導路燈を改良した。
  第三種空港については,精密進入用燈火として進入燈,滑走路中心線燈等を前年度に引き続いて秋田,宇部空港に整備中であり,帯広,花巻空港でも整備を開始した。
  また,夜間著陸用燈火として,奄美空港に滑走路燈,誘導路燈等を,ジェット機の就航する空港として,山形空港に進入燈を,宮古及び石垣空港に滑走路中心線燈を設置したほか,岡山,八丈島等5空港の滑走路燈等を改良した。
  下地島空港については,進入燈,滑走路燈等,精密進入用燈火の整備が完成した。


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