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2 乗員養成と下地島空港の開港
民間航空輸送の安全を確保するためには,優秀な航空従事者を確保することが必要である。
航空従事者の養成は,国の機関によるほか,運輸大臣が所定の基準に適合するものとして指定する指定航空従事者養成施設(54年8月1日現在26施設)及びその他の民間の養成機関によって行われている。
これらのうち,多数の旅客の生命を預かる定期航空運送事業に従事する操縦士については,特に高い水準の訓練が要求され,その養成に莫大な経費と長い期間を要するため,国が直接その養成及び指導にあたっている。国の養成機関である運輸省航空大学校は,プロペラ機を使用していわゆる基礎課程の教育を行っており,29年の設立以来53年度までの卒業者は1,172名となっている。
ジェット機を使用したいわゆる実用機課程の訓練は,定期航空運送事業者において行われているが,我が国に適当なジェット機訓練飛行場がないため,アメリカ(モーゼスレイク等)の訓練施設を使用して訓練を行っているのが現状であるが,我が国初のジェット機訓練飛行場としてかねてから建設が進められていた下地島空港が54年7月に開港したため,今後は同空港の受入れ体制の整備状況に対応して,現在アメリカにおいて実施されている訓練飛行を,逐次同空港において行うこととなっている。
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