3 乗り易さの向上を目指した施策


(1) 都市型バス車両の導入

  利用者が路上から無理なくバス車両内に乗り込める等,乗降を容易にするため通常の車両よりも床面の高さを下げ,あるいは出入口の幅を広げる等の構造上の改善を行った,いわゆる低床,広ドア式バス車両の導入及び車両の冷房化を推進している。

(2) 乗継機能の強化

  都市における公共交通機関の幹線機能と支線機能との分化を図りつつ,バス路線の再編成を行い,効率的な都市交通体系を確立するとともに,公共交通機関相互の乗り継ぎの際の乗客の利便性の向上を図るため,バス乗継ターミナルの整備を推進している。

(3) その地

  51年度税制改正における軽油引取税の引き上げに当たり,営業用バスの輸送力の確保や輸送サービスの改善等に資するために創設された運輸事業振興助成交付金が,都道府県から公営バス及び地方バス協会へ交付されており,バス停留所上屋,案内板等の輸送施設の整備や,バスマップの作成等のサービス改善の事業に使用されている。54年度の交付金額は,約29億円となっている。


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